車椅子ユーザーでもできる肩こり改善セルフエクササイズ

以前、車椅子ユーザーの肩こりについてお話させていただきましたが、今回は車椅子ユーザーの肩こり改善のエクササイズについてご紹介します。

前回の記事:車椅子生活による肩こりの原因と対策

前回お伝えさせていただいたことを簡単におさらいさせていただきます。

背中が丸まった姿勢で座っているといった車椅子ユーザーの特徴的な姿勢から、肩と頭が背中よりも前方に位置した姿勢になりやすく、常に首や肩、肩甲骨周りの筋肉が収縮された状態になっている。ことをお伝えしました。

そしてその対策として

  1. 車椅子の背もたれのたわみを修正する
  2. 車椅子の背もたれと骨盤の間にクッションを入れる
  3. 左右の体幹のゆがみを修正する

といった3つの方法をご紹介させていただきました。

今回は、車椅子ユーザーでもできる肩こり、肩甲骨周囲のセルフエクササイズをご紹介させていただきます。

硬い筋肉は動かしてほぐせ

前回の記事で肩こりの原因は、関節や筋肉を動かさないことよる血行不良が原因で起こるとお伝えしました。
この動かさないで固まった筋肉はストレッチではなかなか改善しないことがあります。
この固まった筋肉をほぐすには
積極的に動かして血液の循環を高めてあげることが必要になります。

では、肩こりを解消するには、具体的にどんなエクササイズを行えばいいのかをご紹介しましょう。

車椅子肩こり改善セルフエクササイズ

車椅子でできるエクササイズ 肩甲骨周りの筋肉を活性化!

パソコンや事務作業の合間におすすめ!
両肘をテーブルに乗せ、両肘を完全につけます。
両肘が離れないように背中を伸ばしたり、丸めたりします。
体を伸ばす時は肩甲骨を寄せる、丸まる時は肩甲骨を開くように動かします。

チェッックポイント(体を曲げ伸ばししている時、テーブルに置いた腕から手から顔が出たり隠れたりするくらい、大きく動かせていますか?)

肩・背中・腰を同時にエクササイズ

四つ這いの状態から顔を床に着けるように下げながら、お尻を後ろに引っ張っていくと上半身が伸ばされ土下座に近いポーズになります。背中を反らせ肩や胸を徐々にストレッチしていきます。10秒このポーズを保ち、背中を丸めながら四つ這いの姿勢に戻ります。

チェッックポイント(肩だけでなく背骨や腰の動きを滑らかに連動させましょう)

ご紹介したエクササイズはいずれも肩甲骨や胸、肩周辺の筋肉や骨の動きを出しながら徐々にストレッチをしていく方法です。
車椅子生活での肩こりに悩んでいる方!この運動で普段動かすことが少ない背骨や肩甲骨を動して肩こりを解消していきましょう!