みなさん、こんにちは。
今回のUniversal Training Centerの記事は
体温調節が出来ず、熱がこもってしまいがちな障がい者にとって、
とても便利な商品、大塚製薬のアイススラリーのご紹介です。
脊髄損傷などで自律神経系の障害を負っている方は、
毎年体温調節に頭を悩ませている事だと思います。
特に今年の様に暑い夏だと、少し外出するだけでもすぐに熱がこもってしまい、
うつ熱状態になってしまうため外出をためらってしまう方も多いのではないでしょうか?
そして、その対策として
霧吹きを携帯したり、冷たい飲み物を常備したり、小型扇風機を持ち歩いたりなど
様々な努力をしながら対策をしていますが、
それでもやっぱり暑い日の外出はためらってしまいますよね。
今回はそんな苦労が和らぐかもしれない新しい対策方法です!
障がい者の熱中症対策〜アイススラリー〜
今回ご紹介するのが、2018年7月からオンライン限定で発売された新商品
大塚製薬のアイススラリーです。
このアイススラリー何が今までの商品と違いは何かというと、
身体を内側から冷やせるところです。
大塚製薬のウェブサイトから引用すると
アイススラリーとは、
個体粒子が液体に分散した流動体の状態で、
体内に浸透しやすいため常の氷に比べ冷却効果が
高いと言われています。
元々は消防士の様に暑さの過酷な環境で働く人への熱中症対策として開発されたのが、このアイススラリー。
消防士は熱から身を守るための分厚い衣服を着たまま炎の中で消化活動を行う為
たった数十分で体温が一気に上がってしまうのです。
そしてこれは脊髄損傷などで汗をかけず
体温調節が出来ない障がい者にとっても同じ様な状況ですよね。
外出後すぐに体温が上がってしまい、うつ熱状態になってしまう。
環境は違うと言えど、状況は近しいものと言えるのではないでしょうか。
しかし、このアイススラリーだと体内から身体を冷やしてくれる為、
体温の上昇率を和らげてくれる事が出来るのです。
暑い夏に外出の際ももちろんですが、
車椅子テニスやウィールチェアラグビーなど車椅子スポーツをやる際には
身体を冷やしておくのはとても重要ですよね!
もちろんこれを飲んでおけば全て解決ということはありませんが、
少しでも体温上昇そして、熱中症の対策となるのは間違い無いでしょう!
アイススラリーの感想
ここからは実際に試飲してみた感想になります。
実際に飲んで見るとスムージーよりも凍った状態(これをスラリー状というみたいです)のポカリスエットで
飲んで数分した後も食道や胃の中で冷たさが残る様な感覚があります。
お腹まで冷たく感じるので
お腹を下さないか心配な人もいるかもしれませんが、
通常アイスや冷たい飲み物なので下さない限り影響は無いように感じました。
しかしながら、車椅子ユーザーは人一倍お腹の調子に敏感ですので
何度か試飲して慣らしてからの使用をオススメします!
効果は30分〜1時間程度なので、常に身体を冷やすには定期的に飲まなくてはいけませんが、
外出して次の室内に入るまでは身体を冷やしてくれるといった感じになるでしょう。
また味は凍ったポカリスエットですので美味しいですよ!
まだコンビニなどの店頭では発売されておらず、オンラインのみで購入可能です。
早く手軽に購入できるといいですね。
詳細に関しては以下のサイトからご覧ください。
大塚製薬アイススラリー
体温調節出来ない障がい者への使用注意点
以下が個人的に感じた障がい者が使う際に注意して頂きたい点です。
- 手で切って開けるタイプなので、手に麻痺があると難しいかも(口を使えば開けられる?)
- お腹の調子に敏感な人は使用する際に注意
- 他の熱中症対策と並行して使用する
以上が注意点になります。
その他にも使用する際にこんな所が大変だったや気をつけたなどご意見ありましたら、
お気軽にご連絡ください!
先月と比べると暑い日は少なくなってきましたが、
是非暑い日や体温上がるスポーツ前などに使用してみてください!