みなさん、こんにちは!
今回のユニバーサルトレーニングセンターの記事は、
障害がある人でも参加できるランニングイベント「チャレンジド・ラン&ウォーク」に関してです。
この「チャレンジド・ラン&ウォーク」はLiveRun (ライブラン)というアプリを
使用して行うランニングイベントになります。
日本中どこでも一緒に走れるライブラン
非常に画期的なアプリであるこのLiveRun!
このアプリの優れている点は
アプリをスマホにダウンロードするだけで、
全国どこでもこのLiveRunの実況を聴きながら走ることが出来るのです!
実況では自分が走った距離や他のランナーと比較しての自分の成績、
またスピードはどうかなどといった内容を聞くことが出来るのです。
その為、例え一人で家の周りを走っていたとしても、
全国のランナーと一緒に走っている感覚が味わえる画期的なアプリなのです。
またその実況に付け加えランニングや運動に関しての知識、
そして食事や生活面での幅広い情報も発信されるので、
ランニングやジョギングはもちろんただ聞いているだけでも
非常に楽しめる内容となっています。
そして、そのLiveRunを利用して今回は障がい者をターゲットとしたイベントが開催されました。
その名は「チャレンジド・ラン&ウォーク」です。
今回はこのランニングイベントのゲストスピーカーとしてお招き頂きました。
脊髄損傷者をはじめとする車椅子ユーザーや発達障害などを抱えた人達が全国から参加し、
みなさん朝からランニングを行いました。
様々な参加者がいる中で、みなさんに共通した、
そして役に立つような話題を考えるのには時間がかかりました。
色々話したいことは多かったのですが、時間は限られているので、
今回はメインとして4つのトピックについてお話させて頂きました。
- もう一つのワールドカップ(知的障害者のサッカー世界選手権)
- マラリアと障がい者に関する遺伝子
- 気持ちがのらない時に使えるやる気の出し方
- 身体の構造と深呼吸
初めての実況中継で緊張しましたが、
参加してくださった方々から、すごい勉強になる内容だった!
という声もいただけたので非常に良かったです。
障がい者の寿命は短い
残念な事にどんな障害でも障害を抱えてしまう事で、
寿命は大幅に減ってしまうというデータがあります。
日本人男性の平均寿命は81歳、女性は87歳です。
しかし65歳以上の割合の割合を見ると
身体障害者が69%、精神障害者36%、知的障害者が9%、と
65歳以上の知的障害者は全体の1割も満たなく、
寿命が圧倒的に短くなっているのです。
また発達障害のある方の寿命は平均より約18年短いとされており、
発達障害と学習障害両方を併発する事で平均30年寿命が短くなると言われています。
これはもともとの障害よる運動機能の未発達という要因ももちろんあります。
しかし、障害者が自由に運動できる機会、環境がないということが
そうさせてしまっているのも事実です。
その為、今回のイベントのように
誰でも気軽に運動を提供できる、そして安全に行える環境
というのはとても重要なのです。
次回開催はまで決まっていませんが、今後このようなイベントが増え、
誰もが、気軽に体を動かせ、健康を目指せる機会がもっともっと増える事を願っていますし、
我々もそういった環境を更に作れるように励んでいきます!
今回参加できなかった方は、ぜひ次回の開催を期待していてくださいね!