皆さん、こんにちは。
ユニバーサルトレーニングセンターです。
今回の記事は運動イメージ、いわゆる「イメージトレーニング(イメトレ)」についてです。
みなさんも一度はイメージトレーニングをした経験があると思います。
スポーツをやられていた方は特にイメージトレーニングの重要性を体感しているかもしれません。
今回はこのイメージトレーニングはなぜ効果的なのか。
そして運動をイメージすることで実際の運動実行とどんな違いがあるのか。
それらについてお伝えしていきたいと思います。
イメージトレーニングの効果
下記図は脳の断面図でイメージ中に脳のどの部分が活性化しているのかを示しています。
この図からもわかるように、イメージトレーニング時には脳(特に運動野)の活性化が見られました。
つまり、イメージトレーニングだけでも実際の運動時と同様に神経機能を活性化させることが出来るのです!
さらにイメージトレーニングはただ神経を活性化させるだけでなく、
実際に運動した場合と同様の神経機能を活性化させることができ、
実際の運動を似た学習効果もあるようです。
その為、運動イメージは身体的な負荷を増やさず、反復できる有効な手段と言えるでしょう。
運動イメージにより運動機能の改善を図ることができるのです。
イメージトレーニングの効果を高める方法
ここまでイメージトレーニングの効果がわかると皆さんもやってみたいですよね!
だけど、できることなら効率的に行いたい!
ではどうすればイメージトレーニングの効果を高められるのでしょうか?
それは、運動イメージを行う際に「イメージする動作の映像を観察する」ことです。
運動を観察すると脳(運動野、下頭頂小葉)が活性化します。
これらの神経ネットワークはミラーニューロンシステムと呼ばれ、
動作の理解や模倣に重要な役割を果たすそうです。
脳(運動前野や下頭頂小葉)は運動イメージ中にも活性化する共通の領域であり、
運動の観察を同時に行うことで脳の活動をより高めることができます。
イメージトレーニングの注意点
以下はイメージトレーニングを行う際の注意点になります。
以下のような可能性があることも念頭に置いていてだきたいと思います。
- イメージトレーニングによる運動パフォーマ ンス向上の効果は、実際の運動効果よりも小さい
- 運動イメージを繰り返し行うと精神疲労が生じるため、筋肉痛と同じ様に一時的に運動パフォーマンスが悪化することも
- 全く経験したことがない運動に関してはイメージトレーニングの効果が薄い
イメージトレーニングのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事を簡単にまとめると以下の通りになります。
- イメージトレーニングで神経の活性化が可能
- 身体運動が制限されている場合などにイメージトレーニングは効果大
- 実際に運動した場合と同様の神経機能を活性化できる
- 運動とイメージトレーニングを併用することが効果的である
- 実際の動作をよく観察するとイメージがしやすくなる
多くの場合、イメージトレーニングは運動パフォーマンスを上げることができます。
しかし、全く行うことができない運動のイメージトレーニングは効果がないとも報告されています。
そこで我々の出番です!
我々と一緒に運動を行なった後、自主トレでイメージトレーニングを行なっていただくことで、より効果的なトレーニングができます。
一人では難しい運動でも私たちがサポートさせていただきます。
運動を通して健康的な生活を続けたい方は是非ご連絡下さい!
一人でも多くの人に運動をして健康的な生活を送れるように。
その為に我々は今後も精進していきます。
参考文献
- 運動イメージと運動パフォーマンス
- 運動イメージが中枢神経機能と脊髄神経機能興奮性変化に与える影響に関する文献的研究