
脊髄損傷の中でも、特に頸髄損傷者では「咳やくしゃみが大きくできない」「息が長く続かない」「大きな声が出せない」などの経験をされている方は多いと思います。
その原因は主に損傷による呼吸筋の麻痺によるもので、肺炎や呼吸器疾患を併発しやすい事が問題とされています。
そこで、当記事では「頸髄損傷者の肺活量変化」と「肺活量を低下させている原因」についてお伝えします。
目次
- 頸髄損傷者による呼吸筋麻痺
- 頸髄損傷者の肺活量変化
−研究データー紹介 - 肺活量の違いと喫煙による影響
−健常者と頸髄損傷者の肺活量
−非喫煙者と喫煙者
−肺活量を低下させている生活の癖 - 呼吸を楽にする肺炎予防のポイント
−空気を吸う量が増えれば肺活量は上がる
−実は少ない呼吸トレーニング実施率
この記事は、理学療法士やアスレチックトレーナーとして障害者、車椅子ユーザーのリハビリ、トレーニング経験を多く持つ、障害者専門のパーソナルトレーナーが書いています。