脊髄損傷や脳卒中によって身体麻痺が残り、自力では運動が難しい麻痺筋に対し、筋トレ手段として電気筋肉刺激(EMS)を使う方法があります。
テレビCMなどでもお馴染みとなったEMSですが、多くの種類が販売されており、「効果の違い」や「どれを選んだらいいかわからない」と言った疑問をお持ちの方も多いと思います。
そこで当記事ではEMSについて「種類の違い」や車椅子ユーザー(脊髄損傷や脳卒中)の方が使用する場合を例に「効果的な使用方法」についてご説明していきます。
*EMSとは
EMS=Electrical(電気的) Muscle(筋肉) Stimulation(刺激)の頭文字をとった言葉で「電気を送ることで筋肉を刺激し動かす」機器の総称です。
目次
- 周波数と深達度によるEMSの違い
−低周波
−中周波
−高周波 - 車椅子ユーザーにおすすめのEMSと使用方法
−麻痺筋の筋トレにおすすめのEMS
−脊髄損傷・脳卒中への使用方法 - まとめ
この記事は、理学療法士やアスレチックトレーナーとして障害者、車椅子ユーザーのリハビリ、トレーニング経験を多く持つ、障害者専門のパーソナルトレーナーが書いています。