脊髄損傷者では日々の排便に悩む事は少なくありません。慢性期の脊髄損傷者では排便に慣れている方も多いですが、入院中や退院後すぐの方では排便コントロールが難しく、便失禁してしまう場合もあります。
また、外出先での排便の不安から仕事、学校への外出を控える事も・・・。
そこで大事になってくるのが「排便を管理・コントロールする事」です。
今回は脊髄損傷者を対象に排便に関するアンケート調査を実施した研究をもとに、当事者の悩みや問題点、工夫についてお伝えしていきます。
目次
・脊髄損傷者の排便管理
・脊髄損傷者が抱えている排便の問題点
・便秘・排便を楽にする工夫
・トレーニング・社会復帰と排便コントロール
・まとめ
この記事は、理学療法士やアスレチックトレーナーとして障害者、車椅子ユーザーのリハビリ、トレーニング経験を多く持つ、障害者専門のパーソナルトレーナーが書いています。記事の内容はすべての脊髄損傷者に当てはまるわけではございません。