皆さんこんにちは。
今回のユニバーサルトレーニングセンターの記事は車椅子ユーザーの基礎代謝についてです。

皆さんは自分の基礎代謝を測ったことありますか?
皆さんご存知の通り、基礎代謝が高くなれば、消費カロリーも増え太りにくく痩せやすい身体を作れることになります!

しかしながら、車椅子ユーザーの基礎代謝は健常者と比較すると身体活動量の減少の為、どうしても低くなってしまいます。

また驚くべきことに、日常的に運動をしている車椅子バスケット選手においても、
健常者と比べ基礎代謝が低い傾向にあるようです。

なるべく基礎代謝は高いまま維持したいですよね!
今回は、車椅子バスケットボール選手の基礎代謝についてまとめた文献を参考に、
車椅子ユーザーにとって効率的に基礎代謝量を増やす方法についてお伝えしていきます。

代謝を決める3要素

代謝を決める要素は以下の3つがあります。

  • 基礎代謝
  • 安静時代謝
  • 食事誘発性体熱産
基礎代謝とは

基礎代謝とは運動をしていない安静時の状態で、生命維持に必要な最低限のエネルギー代謝です。
1日成人女子で約 1,200kcal、成人男子で約1,500kcalと言われています。

安静時代謝とは

人が安静にしている際に費やす1日あたりのエネルギー量のことです。
絶食はない状態、安静な仰向け、環境・心身のストレスは管理しないという条件下で測定が行われます。

食事誘発性熱産生とは

食事を摂った時に起こる代謝。食べ物を分解し栄養を吸収する過程で一部が熱として消費されて代謝量が増えます。
食事誘発性熱産生による消費エネルギーは一日の消費エネルギーの約1割と言われています。

車椅子バスケットボール選手の基礎代謝量特性

以下の図は今回の研究対象者の基本的データです。
脊髄損傷者が多く、週2〜3回以上運動していることがわかります。

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基本的データ

脊髄損傷者の方々はスポーツ歴も長く、週2回以上しっかり運動していることがわかります。
素晴らしいですね。健常者でも長期間にわたって週2回以上トレーニングが継続できる方は少ないと思います。
やはり車椅子ユーザーは健常者と比べ日常から運動する機会を作るという意識が高いと言えると思います。

腕の太さで基礎代謝が変わる!

先ほどの研究の続きになりますが、
以下の図は対象者の身体的特徴を示しています。
ここでは特に上腕周囲径(AC)に着目してください。

今回の研究結果から見ると、腕が太い方が基礎代謝量は大きくなる傾向にあるようです。
しかし、一見太く見えてもそれが体脂肪が増えていることもあるため、
しっかりと筋肉で腕を太くする必要があります。
また、腕の太さが30㎝付近が最も基礎代謝が高い傾向にあるようです!
ただ単に腕が太くなればいいのではなく、脂肪で太く見えることもあるので、
しっかり腕の筋力をつけるつける事が大切と言えるでしょう。

健常者と車椅子バスケットボール選手の基礎代謝の違い

冒頭に説明した通り、健常者群と車椅子バスケットボール選手群では基礎代謝に違いがあることがわかると思います。
これは車椅子バスケットボール選手が健常者よりも足の筋肉量が減少している影響があるようです。

しかし、今回の研究から嬉しい結果もわかりました。
それは運動していない車椅子ユーザーよりも車椅子バスケットボール選手では腕の筋量が多く、基礎代謝の低下を少なくしている可能性があるようです。

つまり、車椅子を漕いだり、上肢のトレーニングを続け腕を太くすること事で、
基礎代謝を高く維持し結果的に痩せやすい身体ができるのです。

まとめ
  • 日常から運動している車椅子バスケットボール選手でも健常者と比べると基礎代謝量が減少している。
  • 基礎代謝減少の原因は足の筋肉量が減ってしまっているから。
  • 腕の筋量を増やすことで基礎代謝量を増加できる!
  • 目安は腕の太さ30cm以上!!(脂肪ではなく筋肉で増やす必要がります)
  • 腕だけでなく胸筋、腹筋、背筋と使える筋肉の量を増やすことで基礎代謝量を増やすことができる!

車椅子ユーザーは健常者に比べ活動量が低下し、運動によるエネルギー消費量が低い傾向にあります。
日頃の運動だけでなく、腕の筋量を増やすことで基礎代謝量を増加させることができます。
みんさんも運動量だけでなく、使える筋肉を最大限に増やして痩せやすい体を作りましょう!

参考文献

  1. 車椅子バスケットボール選手の基礎代謝量特性
  2. 車椅子バスケットボール選手の法による体組成と基礎代謝量