車椅子で出来るストレッチ&トレーニング教室が開催

こんにちは!
ついにチャレフェス×UTCの第一回、車椅子で出来るストレッチ&トレーニング教室が開催されました。
今回はその模様をお伝えさせていただきます。

開催目的

障がい者の運動参加率は2割程度であると言われています。
それにはいくつか理由があります。

  • 運動できる施設や環境が整っていない
  • 介助者やサポートしてくれる人が少ない
  • 移動が大変
  • 運動のやり方がわからない

など様々な要因で障がい者は健常者と比べ圧倒的に運動する機会が少ない現状にあります。

我られユニバーサルトレーニングセンターでのパーソナルトレーニングでカバーできる人数は限られています。
しかし、今回のような集団でのトレーニングを行うことでより多くの障がい者、車椅子ユーザーに運動していただける機会を作ることができました。

さらに、一度きりではなく運動を習慣化していただくという最大の目的があります。
そこで

  • 運動のやり方
  • 健康に関する知識
  • 個別相談

この3つを持ち帰っていただき、日々の生活でご自身が健康に関して取り組んでいただけたらと思っています。

プログラム

今回は第一回目にも関わらず、様々な方々に参加していただきました。
車椅子ユーザーや視覚障害者そして介助者までも参加していただき、皆さまの運動機能がバラバラであったため、
メニュー作成が最も難航しましたが、以下のプログラムで実施させていただきました。

  1. 自分の肥満度を知ろう(BMI測定)
  2. 呼吸トレーニング
  3. ストレッチ
  4. 車椅子トレーニング
  5. 機能別グループレッスン

呼吸トレーニング

はじめに風船とピロピロ(吹き戻し)を使って呼吸トレーニングを行いました。

車椅子ユーザーは背中が丸まりやすく、胸郭が広がりにくい状態にあります。
背中が丸まった姿勢では十分に息が吸えないだけでなく、腹圧も入れにくい状態になります。
特に座った状態で背中を伸ばすといった姿勢を普段からしていないとなかなか風船を膨らませることができないと思います。

ストレッチ

ストレッチは肩、肩甲骨周囲、腰、背骨を重点的に実施させていただきました。
車椅子姿勢(背中が丸々)では腕を外に開く、肩甲骨を寄せる、背中を伸ばす、腰を回す、といった動作が硬くなりやすいです。
参加者の皆さんも普段、動かしていない動作だったため「かたい〜」「うごかない〜」と声が上がっていました。

車椅子トレーニング

イストレではゴムバンドで負荷を加えたり、ストレッチとトレーンングを組み合わせたメニューなどを行いました。

この辺りから、皆さんじっとりと汗ばんできて、「やばいよ〜」「きつい〜」なんて声も聞こえてきました。

機能別グループレッスン

今回は、スタッフの人数が多かったため、車椅子組、膝立ち組、体幹トレーニング組の3グループに分かれて実施しました。

車椅子組:壁を使ったストレッチや体幹トレーニングを実施
膝立ち組:膝立ちスクワットや半四つ這いの姿勢で背中を動かすトレーニングを実施
体幹トレーンング組:健常者と同様なガッツリ体幹トレーニングを体験していただきました。

車椅子で出来る〜と謳っておきながら、ガッツリ床に降りてトレーニングしちゃいまいた。
今回の参加者は立てたり、歩ける方もいらっしゃったので急遽、難易度を上げて実施させていただきました。

感想

第一回目ということで我々も、参加者もどうなるのかなという期待と不安の中で始まったのですが、終わってみれば皆さん、満足していただけたようで安心しました。
皆さんの満足そうな表情を見て、我々が一番「ホット」したんですが・・・

これからどんどんクオリティーを上げて飽きないようなメニュー作りや方法を実施してまいります。
また、参加していただいた方々には健康に関するちょっとした情報や知識、アドバイスをさせていただきました。

この運動教室は今後も毎週実施予定です、ぜひ一緒に体を動かす習慣をつけませんか。

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